じごくの底から甲子園
         
     
   
●地獄甲子園映画化決定!
   
  漫☆画太郎先生が月間少年ジャンプで連載していた漫画「地獄甲子園」が2003年夏に公開する予定です。

【監督】
監督は山口雄大さんで海外で評価の大きかった
ゾンビアクション映画「VERSUSU」
に第2監督、脚本として参加された方です。

【配給会社】
配給会社THE KLOCK WORXさんは
2002年映画「少林サッカー」を
公開した配給会社です。
少林サッカーのビデオに
地獄甲子園の予告編がのりました。


この→ポスターをプリントアウトして
職場や学校にはりまくりゃー。
一人10枚はれー。はったら、はがせー。

ここでは、いままでにインターネット上で話題になった情報を年表としてまとめておきました。↓ぜひ、ご覧ください。
   
年表
   
2002年
4〜5月
和歌山でエキストラを募集 。
   
10月 【東京国際ファンタスティック映画祭2002】
2002年10月28日(月)深夜に
漫画★画太郎「ラーメンバカ一代」
「地獄甲子園」映画化イベント が行われました。

国際ファンタスティック映画祭のHP↓
映画「地獄甲子園」のイベントレポート
   
映画「少林サッカー」のレンタル用VTR
に地獄甲子園の予告編がのっているのを確認。
(ちなみにレンタル用のDVDには
入っていないのが確認されています。)
   
漫画「地獄甲子園」が掲載された雑誌
「月刊少年ジャンプ 」のホームページ
(の右下の方)に情報が掲載されています。
   
2003年
1月
漫画「地獄甲子園」が掲載された雑誌
「月刊少年ジャンプ 」のホームページ
の地獄甲子園情報が更新されました。
   
2月 ■夕張国際ファンタスティック映画祭

このぺーじをみる限り2月14日(金)、2月16日(日)にゆうばり国際ファンタスティック映画祭2003ヤングコンペ部門で上映されたらしい。

・地獄甲子園情報「その1」蛭子さんも出演なさっているんですね(^^;)
http://www.nifty.ne.jp/fanta/yubari/sakuhin2003/bs/index.htm

・地獄甲子園情報「その2」
http://www.cinematopics.com/fanta/y_report/output.php?number=60

・参考までに「ゆうばり国際ファンタスティック2003」のURLも。
http://www.nifty.ne.jp/fanta/yubari/sakuhin2003/index.htm

   
2月16日 ■夕張国際ファンタスティック映画祭

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2003ヤングコンペ部門グランプリ受賞!その舞台挨拶の動画が配信されています↓。

・地獄甲子園情報「その3」
http://www.cinematopics.com/fanta/y_report/index.php?number=122
   
2月17日 ■夕張国際ファンタスティック映画祭「受賞後の情報 」

・地獄甲子園情報その4 「こんなバカバカしい作品がグランプリを受賞するなんて!!」(山口監督) http://www.cinematopics.com/fanta/y_report/index.php?number=133

・ 地獄甲子園情報その5「舞台挨拶」 http://www.cinematopics.com/fanta/y_report/index.php?number=132

・地獄甲子園情報その6「受賞作品一覧」 http://www.cinematopics.com/fanta/y_report/index.php?number=128
   
2月26日 ■月間ジャンプ更新

漫画「地獄甲子園」が掲載された雑誌
「月刊少年ジャンプ 」のホームページ
の地獄甲子園情報が(2月20日)更新されました。
   
3月08日 ■雑誌「ぴあ」に掲載。 

雑誌「ぴあ」(2003.3.10号=朝青龍さんが表紙)に掲載されました。記事です↓
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…(略)見事グランプリを獲得したのは、漫☆画太郎のコミックを映画化した「地獄甲子園」ケンカも野球も超人的な高校生、野球十兵衛を主人公に、極悪非道な反則技で相手チームを死滅させる外道高校チームとの大バトルを、アクション、ギャグ、ミュージカルなど何でもアリのノリで描いたハイテンション・ムービーだ。

…(略)公開は6月シネクイントにて。ファンタ作品ならではの強烈な体験が出来ることは間違いない!

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シネクイントさんは渋谷でよくミニシアター系映画を上映している映画館です。
   
3月19日 ■月間ジャンプ更新

漫画「地獄甲子園」が掲載された雑誌
「月刊少年ジャンプ 」のホームページ
の地獄甲子園情報が更新されました。

映画「地獄甲子園」は渋谷シネクイントさん7月19日(土)より公開。※ 4月23日(水)より、劇場窓口にてKUBRICK付特別鑑賞券発売開始!
   
5月 ■クロックワークスさんの映画「地獄甲子園」公式HP活動
   
6月 ■特別読切「帰ってきたぞ地獄甲子園」
映画化を記念して月間ジャンプ2003年7月号に漫☆画太郎先生の読切作品が掲載。
   
7月 ■山口監督のトークイベント
映画「地獄甲子園」公開記念!
『画太郎先生ありがとう、イベントやらせてくれて……』
7月4日(金)新宿歌舞伎町のトークライブハウス 「LOFT/PLUSONE」さんで19:30から開演予定!

【出演】山口雄大(「地獄甲子園」監督)、斎藤浩一(シネマ秘宝館)、酒徳ごうわく(シネマ秘宝館)、他豪華ゲスト交渉中!?

前売り券等も無くいつでも誰でも気軽に入場できるらしいのでぜひ行ってみよう!

■「地獄大甲子園」発売!

地獄甲子園の本編が全話収録予定のコミックスが7月4日(金)発売予定!→月間少年ジャンプHP
   
2003年
7月19日(土)
公開!!
   
2004年2月 ■DVD発売!
DVD2枚組7800円!
通常版(本編ディスクのみ)3800円も同時発売!!

■封入特典■
1.ばばぁKUBRICK
2.星道高校/外道高校 生徒手帳(どちらかひとつ)
3.漫画太郎イラスト版 特製BOX仕様
4.ピクチャー・レーベル

<本編ディスク>
1.本編(87分)
2.『地獄甲子園外伝 ラーメンバカ一代』本編(8分)
3.大特報+特報+予告篇(4分)
4.監督、キャストによるオーディオ・コメンタリーを収録
5.ミュージック・トラックを収録

<特典ディスク>
1.メイキング・オブ『地獄甲子園』
2.挿入歌「桜」カラオケビデオ
3.山口雄大監督新作短編『地獄小甲子園』
4.未公開&NGシーン
5.BATTLE GUYS 『地獄甲子園』〜栄光の軌跡〜
(夕張映画祭、初日舞台挨拶風景等)


※商品仕様、映像特典に関しては変更になる場合があるそうです。


   
   

 ●スタッフ
監督・脚本…山口雄大
脚本…桐山勲
製作…千葉善紀、藤本款
企画プロデューサー…佐谷秀美
プロデューサー…北村龍平
原作…漫☆画太郎(集英社/ジャンプコミックス刊)
撮影監督…古谷巧
編集…掛須秀一
音楽…矢野大介
●キャスト
坂口拓
伊藤淳史
谷門進士
榊英雄
飯塚俊太郎
西尾秀隆(X-GUN)
土平ドンペイ
三城晃子
増本庄一郎
蛭子能収(特別出演)
小西博之
永田耕一
   


onCLICK↑


雑誌「ぴあ」(2003.3.10号)


4月23日(水)より
KUBRICK↑付特別鑑賞券

4月下旬シネクイントさんにて
公式ポスター確認!

2004年2月26日発売DVD豪華特典!

 

     

 

 

じごくこうしえん評

 
 

 


はじめてこの漫画を読んだとき主人公をみてかっこいい!と思った。それほど主人公「十兵衛」はかっこよかった。次のページには、鼻くそをほじりながらふてくされている十兵衛の姿があった。

主人公「十兵衛」はボールひとつで沢山の不良少年と戦う。

主人公「十兵衛」は「うわっち」といいながら 番長の投げる球をよける。

「十兵衛」は140キロの球を足の裏でとめる。

「十兵衛」は140キロの球を足の裏でとめそこね、もんぜつする。

メガネは必死の想いで十兵衛を助けようとするが全然間に合わず2人供倒れになる。

カタコトの十兵衛。背中をみせて渋い十兵衛。想いでを語る十兵衛。その時の十兵衛の顔は既に怪物のようになっていた。そんな十兵衛をみると「トビマワリ、カワリマクッテ、キキカイカイ」という藤子不二雄A先生の言葉を思い出す。



 
         
     

この漫画から読み取れる漫☆画太郎の魅力は


「発展」と「裏切り」


■はってん
例えば、「ふてくされる十兵衛」は発展。
今までの漫画でいえば「必殺技を自らの手で封じた主人公」は「最初は人をよせつけない」と決まっていた。 「漫画の黄金パターン」と呼ばれるそういったものは、よくパロディ化・ギャグ化された。しかしそれはあくまで何の装飾もされずただ引用されて、作品としては成り立たなかった。画太郎は「人をよせつけない」→「ふてくされる」と発展させ誇張しつつも自らの作品として成り立たせている。

他にも例を出すなら、連続「うわっち」がある。
「漫画の黄金パターン」なら「主人公はすごい腕の持ち主だから、どんなすごい相手の攻撃もかわすことができる」という「暗黙の了解と呼ばれるマンネリ」が其処にあった。普通の読者なら「そんなに都合よくかわせるのっておかしいいよね」とひややかにみつめていたハズだ。それを受けて最近のまんがでは「不条理的(感覚的)おもしろさ」に走っている。それを画太郎は、何度も同じことを繰り返すことに「発展」させてあきさせないだけでなく、ストーリーからははずれない(不条理にはならない)。同じシーンをかくとしても画太郎がかくとこのようにアレンジされる。

他にも「発展」の例として、1個の球でビリヤード風に敵を倒す、番長の顔がすっきり、ミットがコッペパン型、スーパートルネード、首まで刈ってしまう外道高校の存在、みんな死んでた、むしーん審判、ロケットばっと、ボール爆発。


 
     
■裏切り(=新しい発想)
映画にしても、漫画にしても、小説にしてもゲームにしても、漫才、コント、商品開発、日常会話、武道、格闘、落語…。何をとるにしても面白いと思うものは=普通と違う=裏切り(新しい発想といってもいいし、表現は色々あるとおもう)がある。

例としたら「メガネは必死の想いで十兵衛を助けようとするが全然間に合わず2人供倒れになる。」、「最愛の父を貫通させる」、「でも、投げてたじゃねーか!今、投げてたじゃねーか」のセリフ、急に「ラーメンバカ一代」、プレステプレゼント、「泰三パンチ」「教頭の話」「おっかけコギャルズ」「珍八」など急に周りの出来事になる、ハイジ、など。今までだったら、こんな事あったら面白いだろうなーと誰もが思い、誰もができなかった「裏切り」が画太郎の魅力の1つだ。



 
         
     

■じごくの底からよみがえった地獄甲子園


十兵衛の変わりよう、連続うわっち、メガネ役立たず、トルネード…破、十兵衛カタコト、親父貫通、ケンカ野球戦士…などなどすごく好きだ。特に好きなのが「おっかけコギャルズ(よっ!おっかけコギャルズ)」「泰三パーンチ!(パンチしかねーのかよ…)」「らーめんばか(口でいやーわかるんだよ!)」と教頭の話だった。教頭の話しはいい!最悪の状況で最高のシチュエーションを見れるロマンがある。これが地獄甲子園で一番好きだ。

地獄甲子園はおもしろいだ。(今までの黄金パターンに飽きたマニアックな)まんが好きをひきつける。当時反応がなかったものが今では作品投票2位。その上、2003年に映画化される。決して表だって人気のなかった漫画。しかし、そういった作品こそじわじわと人気が出てくるだ。

漫☆画太郎は、リアルタイムで評価されにくい。出版社の人は「特に漫☆画太郎の場合には」リアルタイムの人気だけでなくナガーイ目で作品をみるべきだ。現在連載中の「ZOO1」や「笑ってごらん」もしかり。
 
     

 

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